ブログトップ

ガッ!とやります。一代日記

gutdesign.exblog.jp

デザインは細部に宿る【その2】

【視覚伝達】かっこよく言えばビジュアルコミュニケーション。
その字のごとく、視覚=見た目による情報伝達ということです。

今まで【デザイン】という言葉を使いつつも
つかまえどころの難しいその言葉になんとなくもやもやしていましたが
【視覚伝達】という言葉は、自分の腹にすっぽりとおさまり
そして、これからの弊社の方向性の指針として重要なキーワードに
なると思いました。

そういえば、デザイン学校に通っていた時
授業のひとつに『視覚伝達論』ってものがありました。
内容は覚えてませんが(笑)

そして、かつて版下屋を退職して次に就職した会社の部署が
VCT(ヴィジュアルコミュニケーションチーム)というところでした。


【視覚伝達】の話ですが
ある本より、
「女性は丸い形が好き」といえる
という話がありました。

赤ちゃんの印象はとても丸いので
女性は本能的に丸いものの視覚情報は
愛着を感じてしまう脳になっている
というのです。

色彩の中でも暖色・寒色というものがあります。
赤い色は暖かさを感じ、青い色は寒さを感じます。
赤い色は食欲を増進させ青い色は減退させるともいいます。

文字でいえば、細い明朝体は女性らしさを
太いゴシック体は男性らしさをイメージさせます。

形・色・書体、それら視覚に本能的に訴える情報を
細部にわたって極端なほどに精巧につくられたものが
デザインされた【視覚伝達】といえるのです。

細部にわたって注意深くこだわってつくられたデザインで
あればあるほど『大まかな雰囲気や印象』に強い存在感や
会社や商品の「らしさ」を伝える力となります。

つまり、細部までこだわったデザインであればあるほど
視覚伝達として優れているのです。

高級ブランドとしてその地位を築いているルイヴィトン。
そのブランドを支えているのは、
細部にこだわった針一本の技術でしょう。

昨今のトヨタブランドの危機。
そのきっかけも部品の一部の不具合からのものです。

このように、デザインもブランドも
『細部に宿っている』といっても間違いないはずです。

そういえば、女性のメイクもそうですね。
アイライン、眉のライン…
一生懸命、細部にこだわったメイクが
その女性の素敵な『大まかな雰囲気』をつくっています。

男性はメイクの出来なんて細かく部分的に見たり
しないですしね。(笑)

パソコンが普及して、だれでもデザインできる環境の中
プロではない方たちに欠けているものは、
圧倒的にこの細部へのこだわりなのです。

細部を精巧につくりあげる技術を持たないがために
結果的に『シロウトくささ』『うさんくささ』『不安感』を
印象として与えてしまう視覚伝達をしています。

デザインといえば、
コンセプトにはじまり、環境であったり、使い勝手だったりと
多岐にわたり、なかなか一言では伝えにくいものですが
『デザインされた視覚伝達』の必要性は
皆様にも理解しやすのではないでしょうか?

私たちの存在意義は、
アイデアや技術を駆使した『デザインされた視覚伝達』で
企業のブランド・商品価値を
消費者のココロに正しく伝えていく事にあるのです。



いっその事、名刺の肩書きに『視覚伝達屋』とでもいれようかな?




(参考文献/
売れるデザインのしくみ ビー・エヌ・エヌ新社、  
ブランド 宣伝会議) 

[PR]
by gut-co_ltd | 2010-02-05 08:57 | 仕事のこと
<< ものづくり デザインは細部に宿る【その1】 >>