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ガッ!とやります。一代日記

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ロゴ騒動

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今朝の朝日新聞に興味深い記事がありました。

アメリカ大手企業のロゴマークの変更が
消費者の反発でご破算になる例が続いている
というのです。

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日本でもおなじみのファッションブランド【GAP】。
1988年から20年以上親しまれてきたロゴを
商品の進化とあわせてロゴも進化すべくロゴの変更に踏み切った。

そして現代風のデザインに進化させたつもりが…

「醜い」「安っぽい」「古くさい」「素人っぽい」
「荷札みたい」「小学生でも描ける」「不動産屋の看板のよう」

同社サイトには経営陣の想像を越える反対意見が押し寄せた。
そして、発表から7日後、新ロゴへの変更を断念する結果となった。

ペプシ傘下の果汁飲料ブランド「トロピカーナ」も
ロゴと商品のパッケージデザインを一新したところ
売り上げが2割も下落。
味や品質は変えていないのに、売り上げが1ヶ月半で
前年同期に比べ約29億円も落ちたというのだ。

長年親しんだパッケージが見つからず
消費者が店頭で混乱したのがその原因のひとつらしい。

「トロピカーナ」に愛着を抱いてくれる大切な顧客層を
落胆させてしまった、と幹部は嘆く。

スターバックスもロゴを19年ぶりに変更する。
従来の文字表記を消し、人魚のイラストだけを残した
シンプルなロゴへの変更だが、こちらは
撤回に追い込まれる見込みは小さいと専門家は分析する。

その理由は、変更理由に説得力があり経営トップが
自ら詳しく消費者に説明し店頭実施までに2ヶ月の間を置くなど
消費者に受け入れられやすい環境を整えたからだそう。


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私は、失敗したのはロゴやパッケージデザインを
【企業の価値ある財産】として
経営者が認識していなかったことに原因があると思います。

消費者に長い間認知された財産としてのロゴを一新することは
とてもデリケートでリスキーな事です。
変更するのであれば、一新するのではなく
財産を活かしつつアレンジメントする程度のリニューアルで
新しさを表現すべきだったと考えます。

スターバックスは、
このあたりは、実にうまく財産を残したデザインにしています。



今回の記事は、
ロゴがいかに経営戦略に重要な役割を占めているのか
を証明した良い事例ではないでしょうか。


ただし、企業の財産としてのロゴと
財産にもなりえないデザインのロゴは
しっかりと見極めていかないといけません。




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by gut-co_ltd | 2011-03-10 18:53 | デザインのこと
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