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ガッ!とやります。一代日記

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ゆげを出す装置

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本日は撮影の立合いの仕事。

せっせとスタジオにて試行錯誤を繰り返しながら
カメラマンさんにベストショットを撮ってもらいます。

…で、その撮影の絵づらには、
紅茶の入ったティーカップがあり、
カメラマンさんに恐る恐る紅茶から
『ゆげ』がたっている状況も撮ってください。
とお願いしました。

なぜゆえに恐る恐るなのかと申しますと、
『ゆげ』を演出するのは、僕の経験上けっこう
大変な作業であると知っていたからなのです。


タバコを吸って筒から吐き出す。


部屋の温度を下げて『ゆげ』が出やすい状況をつくる。


素材の温度がさがると『ゆげ』が出にくいので
何度も熱くしたものに入れ替えてもらう。


などなど四苦八苦してカメラに写るべく『ゆげ』を
出すわけですが、水や火、煙などの無形物は
こちらの意図するカタチになかなかなってくれない。
ようするに演出がきかないわけです。


幾度も『ゆげ』の撮影で苦い思いをしているだけに
今回の要望も大変とはわかりつつ、
それでもお願いしてみたのでした。

カメラマンさんの返答は、
『ええ〜!ゆげですかぁ!』と
かなり否定的で
(その理由なまったく別にあったのですが)
それでも
『ゆげを出す装置使うからいいっすよ』との返事。


『ゆっ…ゆげを出す装置ぃぃぃ!!!!』


なんだそれはっっ!


ドライアイスを口に含ませたアシスタントが
ストローで吹くのでは?とか…

いや、そのままドライアイスをぶち込むのでは?とか…

下に小さいコンロをおいて湧かすのでは?とか…


ゼンゼン的はずれでゼンゼン装置っぽくない想像をしてしまったのですが
どうやらそれは、ストロー状の筒の中に煙を出す物質が入っていて
その先端に空気を吐き出すためのエアーダスターを取り付け
空気を押し出すと『ゆげ』がいつでも出てくるという
初めて見たスグレモノ装置なのでした。


『こっこれは便利っっすねぇぇ』と
感嘆あるのみ!
こんな便利なものがあるなら
あの時の苦労はなかったはず!!!!



…で、いとも簡単に『ゆげ』をつくり出し撮影。


撮影したものをチェックしてみると…




スタッフ一同
『なんか………ゆげいらないですね…………』



俯瞰から見るティーカップのゆげは演出として
いまいちでした。
まぁ不要なものだったわけです。




カメラマンさんの
『ええ〜!ゆげですかぁ!』と
否定的だった意味は、この事だったようです…





お手数かけました………
というか、そんなにお手数かかってないんですけどね。




みなさまのおかげで10周年ガットデザイン
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by gut-co_ltd | 2007-03-02 20:37 | 仕事のこと
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