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ガッ!とやります。一代日記

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広告的に見る『美しい国、日本』

安倍総理が突然の辞任を表明し、
世間をあきれさせています。

わが郷土から輩出された総理大臣であり
しかしながら、なんとも情けない…が正直な気持です。

その安倍氏の掲げた政権構想のキャッチフレーズが
「美しい国、日本」。

日本特有の自然、文化、生活などの中にある美しさを守りつつ
未来のためにもっと、自信と誇りの持てる「美しい国、日本」を
創りあげていく、ということなんでしょうが、

このキャッチフレーズを広告的にみると

大企業がいかにも喜びそうな、お飾りのようなコトバ

だといえます。

きっとポスターになったりしたら、
燐とした女性(もしくは男性)の後ろ姿の向こうには
うっすらと、それはそれは美しい日本の風景があり、
たんなる観光ポスターにならないようしっかりと
写真のテイストは保たれており、ヴィジュアルのまん中に明朝体で
美しい国、日本 と上品にレイアウトされているのでしょう。


僕達の仕事の中でも、
「大企業がいかにも喜びそうな、お飾りのようなコトバ」が
コピーライターからあがってくる事があります。

なぜかというと

何を言っているかわからないが、
とりあえず、よそいきでさまになるフレーズを出しておけば、
企業にとっては突っ込みどころもなく
上司にもOKをもらいやすいから

…です。


ですが、その広告が企業にとって良いものかどうかは別の話です。


年金がもらえない。
突然高くなった所得税にヒィヒィ言っている。
社員になれないフリーターはネットカフェで一夜を過ごす。
ありえない殺人事件が後をたたない。
政治家の税金の無駄遣いや公務員の横領。


そんな、今の世の中で「美しい国、日本」なんて
コトバが届くわけがない。
















生活が第一。



民主党が打ち出した
スーパーのチラシにでも使われそうなキャッチフレーズ。

コピーライティング的には、何の技術も感じられない普通のコトバです。
けれども国民にとっては、生活の危機感から
そのものズバリを提示してくれた非常にわかりやすいコトバだったのです。
「カッコつけてる場合」ではなかったんです。

そこの判断をあやまった事が、
安倍氏の今の現況につながったのではと思います。
…というか、もともとその判断すらイメージできない人だった
のかも知れませんが。


「美しい国、日本」の行く末が
「自分じゃもう無理なんで辞めます」なんて



美しくもなんともない。





みなさまのおかげで10周年ガットデザイン
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by gut-co_ltd | 2007-09-14 20:32 | 気になったこと
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