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ガッ!とやります。一代日記

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子供たちのパワー

先日テレビで放映していた『30人31脚』の
小学生全国大会を見ました。

印象的だったのは、石川県代表の小学校。

熱血教師率いるチームの練習風景はとても厳しく
小学生とはいえ容赦ない罵声と徹底した管理。

そこには微塵の甘えもありません。

そんな厳しい練習に耐え全国大会まで来た子供たちでしたが
惜しくも負けてしまいました。


試合後、泣きじゃくる子供たちを前に
熱血教師はこう言います。





『みんな、全国大会へ連れてきてくれてありがとう…』





熱血教師は、強面の顔をくしゃくしゃにして
涙を隠すことはできませんでした。



ちょうどその日、
僕は子供の運動会を参観した後で、
必死に走る子供たちの姿に感動したばかりでした。



子供たちは、足が遅くても転んでも闘争心むきだしで走っている。

なんだかそんな子供たちを間近で見ているだけで
パワーをもらったような気がして、元気になってくる。


子供たちの純粋な一生懸命さは
それだけで大きな力を持っている。





僕たち大人は今、そんな力を持っているのだろうか?











みなさまのおかげで10周年ガットデザイン
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by gut-co_ltd | 2007-05-28 18:48

店舗デザイン

新しく開店する店のロゴマークの制作の依頼とともに
内装のカラーリングコーディネートも頼まれました。

このような仕事は初めての事で、
とはいえ、今の事務所の内装はすべて僕のコーディネイト。
結構好きな分野だったりします。

施工業者さんとも御会いしたのですが
提案されてきた壁や床に張る素材の切れ端だけを見せられても
店内の全体的なイメージなんて到底わかる訳ないのです。

『この色のこの素材でどう思われます?』
なんて聞かれても
『わかりません』としか言いようがない。

かなり乱暴なやり方だなぁ…と思いつつ
まず僕のできる事は、
撮影した店内の画像をもとに
とにかくいろいろなカラーシュミレーションを制作すること。

そうすることで、全体のイメージが明確になり
プランも決定しやすくなります。

素材を決定するのはその後で十分です。

相手の立場にたてない
業者側の勝手な仕事の進め方はかなり危険だな…

と改めて自戒するのでした。



ワークノート更新しました。


みなさまのおかげで10周年ガットデザイン
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by gut-co_ltd | 2007-05-24 17:57 | 仕事のこと

人に逢う

人付き合いは良い方ではない。


多くの人が集まる場所は苦手だ。


今だに人見知りの気がある。


『人が好き』ときっぱり言える人がうらやましい。



生まれもっての性分なのか
昔から人と逢うのは苦手のようだ。




…とはいえ、ここ最近仕事に余裕ができると
その空き時間を利用して積極的に人に逢っている。



いきなり見知らぬ人と…
とはアポイントの取りようがないので無理だが


身近な人、ごぶさたな人、仕事つきあいのある人、
なんだかんだ理由をつけて、こちらからアプローチして
逢っている。


うまい話がそこに転がっているわけでもなく
人に逢うという自分の苦手な分野を克服すべく
練習をしているわけでもない。




例えば、外食が続き片寄った食事をしていると
無性に野菜が食べたくなる時がある。

身体が勝手に欲しているのだが
人に逢う行動もそれに近いのかもしれない…






みなさまのおかげで10周年ガットデザイン
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by gut-co_ltd | 2007-05-17 13:05

トッププロの凄み

日曜日にゴルフの女子プロツアーを
観戦する機会に恵まれました。

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プロのプレーを生で見るのは初めて。

絶好の観戦日和で、
心はウキウキ甘木市まで足をのばす事になりました。

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残念ながら、お目当ての横峰さくら選手は
途中棄権で見ることはできず、
とはいえ不動裕理選手、大山志保選手、上田桃子選手、服部道子選手などなど
国内でもトップクラスの選手のプレーを間近で見ることができました。








プロは凄い…




観戦した感想は、その一言につきます。


所詮、僕達がやっているゴルフなんぞは
お遊びに過ぎず比較するのはおこがましいというもの。

女子とはいえ、その弾道の鋭さ、飛距離の凄さ、ショットの正確さ、
見るものすべてが驚きのプレーなのです。




圧巻だったのは、1打差でトップを走る不動選手の最終18番ホール。




多くの群集にまぎれ背伸びしてようやく見えるグリーンにて
この1打を決めれば優勝というパットをはずしてしまい
結果、韓国の全(ジョン)美貞選手と同スコアで
プレーオフになってしまいました。







そして、ここから壮絶なドラマが始まったのです。



プレーオフは、18番ホールをもう1度プレーする事になり、

…なんとそのプレーオフでも決着はつかず、
不動選手と全(ジョン)選手は用意されたカートに乗って
再びティグランドに向っていく。



そして、2度目のプレーオフ。



それでも決着はつかない。



グリーンのカップの位置が違う場所に移動され
三たび18番ホールのティグランドに向っていく。



とにかく我慢くらべのサドンデス。
集中力が途切れた方が負けてしまう。



勝負がつかずカップの位置の移動も2回ほど行なわれた。



グリーンの周りで観戦している僕たちは
ティショットの様子は大きなスクリーンでしか見ることができない。

そのスクリーンに大きく写し出されたのは
第1打を打った直後の不動選手の歪んだ苦笑いの顔。

ボールはコースを大きくはずれ雑木林の土手の下へと
姿を消してしまった。







観戦者たちのため息とともに、負けたと思った。







僕はもちろんの事、
観戦者の多くは不動選手を応援している。

その声援が後押ししたのか、土手下からセカンドショットを
フェアウェイに出す事しかできなかった不動選手の
圧倒的に不利なサードショットはミラクルショットとなった。


…なんとその勝負は引き分けに持ち込む事ができたのだ。







プレーオフ6回、じつに1時間40分。





全(ジョン)選手がその死闘を制した。



不利なアウェイで勝利をもぎ取った全(ジョン)選手の
力が上だったのだ。


初めての観戦で、このような死闘を見ることができた
僕はなんてついてるんだろう…。


その日は観戦後もずっと興奮していた。

プロ達の中でもトップを張る選手の
凄みを垣間見たような気がした。

同じプロでも一度もツアーで優勝できない
選手がゴロゴロいると聞く。


どうやったらあの位置までいけるのだろう?

どのような努力をして今の位置にいるのだろう?

たった1打の差で賞金が1千万円以上も違ってしまう世界。





プロとは本当に凄い。


凄いからプロと呼ばれるのだろう。







【おまけ】
その外見と圧倒的強さから、
なんとなく悪役的なイメージがあった不動選手ですが
今回の試合で僕はファンになりました。


テレビで見るよりずっとずっと可愛かったのも事実です(笑)







みなさまのおかげで10周年ガットデザイン
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by gut-co_ltd | 2007-05-14 19:29

修行時代 その4

グラフィック工房に在籍していた期間は1年。

通常の3倍くらいの仕事量をこなしていたと思う。
それほど中身の濃い1年間でした。



見本帳にある書体の名前と形をすべて覚える。


ロットリング、定規、カッター、ピンセットなど
道具を使いこなせるようにする。
そして仕事道具を大事に扱うことを覚える。


バランスの悪い文字間は、すべて切り貼りで調整し
美しい文字組みをつくる。




デザインの基礎中の基礎をみっちり叩き込まれました。

そしてその経験はデザイナーになってから
随分と役にたったものです。

けれども絶対になってやると心に誓い
デザイン会社に入ってからというもの
版下制作とは違うまた新たな修行が始まったのでした。







ブルーのマス目のはいった版下台紙はモニターヘ、
ロットリング、定規、カッター、ピンセットなどはマウスへと変わり
技術的な事はすべてコンピューターがしてくれる時代になりました。

そして版下制作会社はなくなり
写植オペレーターはいなくなってしまいました。

若かりし頃、
『職人の技』に出会い、感嘆し、興奮した
あの気持ちは、もうこの世界で感じる事はできないのでしょうか?


今だに残る右手中指のロットリングでできた
ペンだこをながめて思うのでした。





おわり




みなさまのおかげで10周年ガットデザイン
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by gut-co_ltd | 2007-05-11 19:13

修行時代 その3

デザイナーのレイアウト指定を見ながら版下制作の毎日。

とにかく忙しく、納期のある仕事特有の徹夜地獄。
椅子を並べた寝床で朝をむかえると駐車場の隅にある
水道で歯をみがき顔を洗う。
月給9万円でひたすら働いていました。


そんな毎日のくり返しで経験を積んでくると
生意気にもデザイナーさんの力量がわかってきました。

版下制作専門の会社としては規模も大きく
いろいろなデザイン事務所との取引があり
いろいろなデザイナーのデザインを見る事ができたのです。

ですので、レイアウト指示を見ただけで
その人が『できる人』か『できない人』かわかるようになってきました。

『できる人』はレイアウト指示にしっかりとした意志がある。
指定も細かく、『まったくの他人がこの指示書をみる』ことを
前提に制作されています。いかに自分のイメージとぶれない版下を
つくってもらうかに力を注いでいます。

そして書き文字もうまい。

ゴシック、明朝とそれは見事に手描きで書きわけている。


『できない人』は指定がおおざっぱ。
「だいたいこのスペースに入ればいいや」といった曖昧な指示。
指示抜けも多く、そのために確認の電話ばかりしないといけない。
指示書には「版下屋で適当にやってくれるやろ」といった甘えが見え隠れしています。
そんなデザイナーにかぎって、納品時のクレームが多かったのを覚えています。

版下制作業は、デザイナーの指示によって版下をつくっていく仕事。

そこに求められるのは、正確に作っていく技術のみ。
自分の意志で勝手にレイアウトを変えるわけにはいきません。
いつしか僕は指示を出すポジション、
いわゆるデザイナーになりたいと思いはじめました。

次のステップに進むため、その事を課長に報告すると
今でも忘れられない言葉で返されました。















『デザイナーになりたい??そんなもん10年早いわ!!』






その時に思いました。
『絶対になってやる!!』と…






ちょうどバブルがはじまった時期、
会社は従来の写植機以外にも電算写植や暗室のいらない紙焼き機などに
設備投資し、人員を多く確保し、どんどん大きくなっていきました。
社内では、大っぴらに課長と女子社員の不倫カップルが幅をきかせ、
写植オペレーターは社内的なその地位に甘え(写植がないと仕事が始まらないゆえ)
『仕事をしてあげる』といった態度に変わり、社長は会社に姿をみせなくなり
会社全体がおかしな雰囲気になっていました。


僕はそんな雰囲気をよそに、
あてもなくデザイナーになる決意を胸に
課長の言葉を無視し退職したのですが、
なんとその1年後あたりに
グラフィック工房は倒産してしまったのです。





続く







みなさまのおかげで10周年ガットデザイン
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by gut-co_ltd | 2007-05-09 20:33

過大に保険料をいただいていました。

つい最近、大手保険会社による
保険料の未払いが問題になっていましたね。

毎月毎月当たり前のように口座から
保険料を引き落としておいて、いざとなった時は
知らんぷり。大手とよばれる各社がそのような
消費者をバカにしたような態度で
どうやら大手だから安心!という時代では
ないようです。

そんな折り、僕が加入している自動車保険について
某保険会社から一通の通知が届きました。


内容は、


保険料算出システムの処理において間違いがあり
過大に保険料を徴収していたため返金するとのこと。
しかも遅延利息をつけて…


さてさて、その返金のお値段は




なんと!!!!!!


















25円!!!!!!!!







返金方法にはふた通りあって

自分の口座に振込むか、
日本赤十字に寄付するかのどちらか。



答えは決まってますよね…





企業とすれば、たった25円とはいえ
この返金のためのコストは、通知やその他で何十倍もかかるはず。


けれど、
『たった25円でもごまかさずに当社は返金いたしますよ』
というパフォーマンスは信用という意味では
大きな効果を生むのではないでしょうかね?






ピンチをチャンスに変える
好事例のひとつですね。



みなさまのおかげで10周年ガットデザイン
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by gut-co_ltd | 2007-05-08 13:16

GW明け

お休み中は自然の造形を満喫いたしました。

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山口県は長門市青海島の遊覧船にて



連休も終わり本日から通常通りの営業です。




気を引き締めて!と思うのですが、
なかなかエンジンがかからないようで…







みなさまのおかげで10周年ガットデザイン
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by gut-co_ltd | 2007-05-07 12:37

修行時代 その2

ロットリングを使いこなせるようになると、次ぎは写植貼りです。

写植オペーレーターがデザイナーの級数指示
(文字の大きさですね。ポイントではなく級と言ってました)にそって
写植機で文字を打ち込んでいきます。
写植オペーレーターの部屋は別にあったのですが、
作業をのぞき見るたびに驚いてました。

なぜ、あんなにたくさんの文字が並んだ文字板で
すばやく文字を探しあてることができるのだろうか?と。
ワープロの文字打ち並みのスピードで打ちこんでいくのです。

実際に写植機を見たことのない人は、その作業内容はわかりづらいと思いますが、
とにかくそこには、まぎれもない職人がいたのです。
通常はバラ打ち(書体、級数の違いで一枚の印画紙の中にバラバラに文字を
うちこむこと)なのですが、
ある人は、トンボもひいて、レイアウト通りに文字を打ち込み、
写植機で版下を完成させるという職人技を持っていました。

文字だけを打つ写植機なのですが、そこにコンピュータでいう
イラストレーター機能を持たせた訳ですね。
だから、あとはペタッと台紙に貼るだけで、その仕事は完了してました。

写植オペーレーターから文字だけの印画紙があがると、
僕たちの出番です。
印画紙の中には、キャッチコピー、ボディコピー、プライス、キャプションなど、
文字がばらばらにあるわけです。

で、その印画紙のうらにデザインボンドをまんべんなく塗り、
乾いたところでカッティングシートにペタっとはります。
そして、三角定規を2枚つかって水平、垂直に
文字ギリギリのところで切っていきます。

この三角定規の使い方にも職人的な技が光ります。

ひととおり切った写植を今度は台紙に貼りこんでいきます。
もちろんデザイナーが指示したレイアウト用紙を見ながらです。

デザイナーのレイアウト指示が甘い場合、
指定の左右幅に文字がおさまらない事があります。
そんな場合、とにかくピンセットを使いながら、ひと文字、ひと文字、
切って字間を詰める切り貼りをします。

今でいうカーニングという機能で字間を詰める作業ですね。
デザインボンドが弱いときなど、切ったひと文字が飛んでいってしまう事があります。
それがみつからない時は大騒ぎです。

台紙の裏やら机の下やら、物が小さいゆえ(7級の文字など最悪です。)
まさに這いつくばって探します。
それでも、見つからない時は写植オペーレーターに再度文字打ちをお願いします。

当然怒られるのですが…

家に帰って風呂に入り、
無くしたひと文字がプカッと浮いてるのを見つけたときは、
なんとも情けなかった。

あんなに探しまくり、作業が中断され、
写植オペーレーターに怒られる原因の文字が
目の前に、しかもお風呂で見つかるのですから…



続く






みなさまのおかげで10周年ガットデザイン
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by gut-co_ltd | 2007-05-02 15:20

修行時代 その1

僕が専門学校を卒業してはじめて就職した会社が、
グラフィック工房という版下制作専門の会社でした。

版下とは今でいうMacのイラストレーターやクォークエキスプレスなどで
レイアウトされた入稿データといったところでしょうか。

デザイナーのレイアウト指示に従って台紙にトンボを引き、
写植(印画紙に印字された文字)をデザインボンドで貼り、
写真のアタリを貼り、ロゴなどは紙焼きで貼り、ケイ線をロットリングで引く
といった、まさに「きったはった」の世界でした。

僕のもっと前の世代は、
ロットリングではなくカラス口をつかってたそうです。
実際につかっている人を見たことはありませんでしたが
なんでもカラス口で1mmの間にケイ線10本引ける(くっつかずに)という、
神技的な技術、まさに職人といえる使い手がいたそうです。

今では、コンピュータで簡単に
10本といわず50本、100本って引けますが…(画面上は)。
ただ、今になって思うと、当時のその技術、いったいなんの役にたったのでしょう?

…で僕の時代はロットリングだったのですが、
一番最初にやらされたのは直線の引きかた。
ロットリングはペンとはちがって寝かせるな!垂直に立てて使え!
なんて教わりました。

次に練習させられたのが、
テンプレート(それぞれサイズの違う、円やだ円の穴のあいた定規)を
つかっての円・だ円ひき。

単純そうで、これが難しい!定規にそって線を引き始め、
グルリとだ円をつくり、線の出発点にくっつける。
ところが、くっついた所が変なんです。
なんか太さが違ってる。スムーズにくっついてない。
うまい人は、線の引き始めがどこかわからなかったものです。

円定規、雲型定規、直線定規あらゆる定規をつかって練習しまくりました。

ロットリングは、使えば使うほど
ペン先にほこりがたまり線が太くなってしまいます。

それを防ぐため、常に左手人さし指に
ロットリングのペン先をシュッシュッってこするのです。

こうするとほこりがとれて線が太くならない。
ティッシュを使うよりもその方法がダンゼン早かった。

ですから、みんな左手人さし指、爪の下第2関節あたりには、
何十本というインクの横ラインで真っ黒になっていました。

人さし指をみたら同業者かどうかわかる!
なんて自慢にもならない事を言ってました。


続く





みなさまのおかげで10周年ガットデザイン
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by gut-co_ltd | 2007-05-01 19:21